今回も内容は丸尾山の砥石です。
白巣板の中には巣無しやナマズがあるけど、どれを選んだらいいのやら悩むところ。
白巣板は使い勝手も良いし、気に入ったものはコッパではなく40型くらいのを持ってたいですよね。
一般的にナマズが入った砥石は少し柔らかくなってると言われています。
白巣板の場合、もともと硬さは中程度で硬口が多い天然の仕上げ砥石の中では柔らかめなのだけど、白巣板は内曇りとしても使える砥石なので柔らかいのもほしい。
ってことで白巣板ナマズを買ってみました(^ ^)
白巣板ナマズ
普通の白巣板は最近終ってしまったので、比較用にこの白巣板コッパを

こちらは曇り具合の比較
こちらは金属顕微鏡による傷の具合の比較
金属顕微鏡だとあんまり変わらないけど、右の白巣板ナマズの方が微妙に明るくて鏡面系みたい。
スペック化
【白巣板ナマズ】
鋼の鏡面性★★★★☆
地金の曇り★★☆☆☆
下りの強さ★★☆☆☆
砥石の硬さ★★☆☆☆
研ぎやすさ★★★★☆
同じ白巣板でもナマズ入りはちょっと柔らかいので、切り出しのような研ぎには不向きかなって思います。
その代わり和包丁全般と相性が良さそうで、特に出刃包丁を霞で仕上げたい時に頼もしい(^ ^*
出刃の霞を出すのは今まで色々試してみたけど柳刃より数段難しいから、白巣板ナマズのように柔らかめで曇らせる石は貴重です。
研ぐ頻度の多い出刃用には一個持ってて損はないかも…♪